本当にそうなのか?

ジーコが監督になって以降、代表の選手選考において鹿島に縁のある選手が有利だ」
こんな話を良く聞くけれど、これは本当にそうなのだろうか。
確かに初期において秋田や名良橋などが呼ばれていたが、これはディフェンスには2人のセンターバックに両サイドバックを置くタイプの4バックという、ジーコがやろうとしているサッカーをクラブレベルでやっているチームが鹿島アントラーズくらいだったから。その程度の理由ではないだろうか(日本にこの型の4バックなんてほとんど存在しないって言う実証にもなりますが)。
思うにこの二人は代表に4バックの動き方を教える目的のみで呼ばれていたのではないだろうか。現在は2人とも呼ばれなくなってるわけだし。
それに鹿島勢が有利というのなら、右サイド山田、センターバックの一人が坪井と言う現状から考えて、もう一人のセンターバックを室井(元鹿島)にしていないのは何故なのか。(……そういえば左サイドも浦和になったんだっけ)
そして現在代表に呼ばれる可能性のある鹿島勢は全員トルシエ組(柳沢、鈴木、小笠原、本山、中田、曽ヶ端、森岡)なわけで。特別な贔屓があって代表入りしたわけではない。
鹿島から代表に複数人呼ばれてるなんて加茂とかその辺りから続く、いつもどおりの風景だと思うんですが如何か。
まあ、新井場が急に呼ばれだしたらちょっと考えたほうがいいかな、とは思いますが。
とりあえず現状、「鹿島勢有利説」に僕は根拠が見出せないわけです。