続刊希望作品群

  1. 夕なぎの街(書き上がってるけど売れないから出せないって本当ですかね)
  2. E.G.コンバット(気長に待ってます。ファイナルの情報が出たら多分「ひゃっほう」言いながら小躍りします)
  3. BLOODLINK(次は早めに出せるとか、言ってたよね……)
  4. ソリッドファイター(……出ねえって。)
  5. 並列バイオ(ぎぐる先生、富士見からは追放されたのですか?)

というわけで、ランキング堂々の一位を長いこと走り続けてる感のある「夕なぎの街」シリーズの説明を。
この作品は「和風ファンタジー」です。明治くらいの日本を模したような世界で、居酒屋に住み込みで働いてる錬金術士見習いの青年や長寿の娘、青年が作り出した自動人形なんかの心の交流を主に描いた作品です。
世界観や人物描写、キャラクター同士の交流の描写など、全体として丁寧なつくりになっています。しかし、如何せん物語としては派手さに欠け、その辺が「売れない」理由になっているようです。
作品内理論のハッタリの掛け具合など、まさに自分の好みなんです(EX.自動人形は設計図通り作ってもただの人形に過ぎません。自律させるためには精霊を人形に定着させ、育てる必要があります)。
このまま埋もれさすには惜しいと思う作品なので、興味を持った方は一読あれ。2002年の作品なので、まだ絶版にはなっていないようですし、入手は比較的容易だと思われます。
 
「夕なぎの街」
著者:渡辺まさき 絵師:山田秀樹 発行:富士見ファンタジア文庫
・十八番街の迷い猫(ISBN:4829114118
・こころのかけら(ISBN:4829114584