ジーコ解任論

いま、大規模な抗議活動を行おうとしても一般へのアピールとしては逆効果になりかねない。てのはそのとおりだと思います。けれど、「ジーコじゃダメだ」は既定路線だとも思ってます。
チェコに勝ったからといってコンディションの悪い選手を起用したり、モティベーション・コントロールに失敗したりもしているジーコを擁護する材料にはなり得ない。
いや、フレンドリーマッチとはいえ欧州の一流国相手にアウェイで勝利を収めるなんて凄すぎることだくらいは解ってますが。しかしそれも、こちとらワールドカップベスト16のチームな訳で。有り得ない事が起きたわけじゃない。
とりあえず、『代表監督に求められるのは結果』と言っている人を見かけましたが、ジーコは未だ結果は出していないと思います。
東アジア選手権は優勝できませんでしたし、コンフェデもそう。ワールドカップ一次予選は今のところ途中経過に過ぎません。
チェコに勝ったのも飽くまで親善試合での話で、これもまた「次にどう繋げるか」という次元の話であり、代表監督の仕事の「結果」とは到底呼べないレヴェルです。
何処かの国じゃないけれど、抜本的改革は必要なわけで。
それは代表監督かもしれないし、キャプテンの人かもしれません。両方という説も割と有力です。
ジーコに多大な恩を持つ鹿島の一部サポ以外がジーコを支持する理由が未だにわからない。いつかのサッカーマガジンの見出しに「見えないジーコ流」てのがあったように思うけれども、未だに明確なビジョンが見えてきていないって言うのはダメだと思うんですよ。
チェコ戦に今までのジーコ流の何が残ってた? て言う自分内の問いに対して「前言撤回」という言葉が即座に浮かんできた時点でアカンよなあ、と。*1

*1:2番目は『継続性の無さ』意味合い的には変わらず。