『都市シリーズ 電詞都市DT』(川上稔・さとやす/電撃文庫)*15 *16

まずは一読終了。
メモが膨大になったので公開。再読のお供にでもどうぞ。
 
ナタス=SATANの逆読み。サタンは神になろうとして失敗、孤立した悪魔。第二神触実験の折、大神の遺伝詞を受け入れる器になるも、大神になれなかった優緒の過去を暗示している。
通常外殻=偽者の身体。
拳豪位=一都市制圧力の15%
カッター=現代兵器。刃を折り目で折ると新しい刃になる。(文房具を武器にする=終わクロ1上の戦闘)
偽物の都市=人間はアナログな存在であり、それをデジタルに置き換えることは人間を偽物にしてしまうということ?
十一亜神 → 神触実験 → 十三亜神
必殺の拳 殺括者との関連について考察入れられる? 下127
最強の拳 己の信じた拳で、相手のことを想い、その不安や恐れを知った上で、それを超えるために放つ拳。不安や恐れは人それぞれに変化する無形ゆえ、言葉に出来ない。
奏荷と騒荷 下132
「戦闘はその全てが布石」
青江の戦闘
・対アクセル=「炎VS重力」=「フランメンリッターVSカイザーブルク」「炎神VS荒神」「炎騎師VS重力杖」
・対ミスト=「最強を求める者同士の戦い」=「勝意VS中村」
・対大刀=「素手VS刃物」=「アモンVSヴァレス」「勝意VS難波総一郎」
・対メクトン=「大切なものを守るための戦い」=都市は基本全部ソレな気が。
・対アルゴ=「旧英雄VS新英雄」、つまり「アルゴ側=前作までの主役級キャラ」であり、それを「納得させ超える」ことが出来た青江は「新時代の英雄」である。旧英雄が言障で焚滅したことには重大な意味がある。『継承は更に強きものに果たされた』わけです。
三賢者 「科学、化学、旧言詞学の学者」「西洋人・男、米国人・女、東洋人・男」言詞学者の東洋人男性=安先生? 疑問点は色々あるけど可能性として。
下332の解説は今読むと物凄い面白い。都市世界でもIAIに大城姓がいたりする。すっぱり忘れてた記述なので、この辺考慮した上で終わクロ読み返しに入ったらなかなか。
“業”とは何か。世界を破滅に導く力。これを破壊するために存在概念遺伝詞があるといわれている。複数人の能力を受け継いだようなものが生まれるのも、進化した“業”に対応するために都市世界が新たに造り出すため。そのために存在概念遺伝詞を分解する必要があり、その分解が言障なのではないだろうか。つまり、DTにおいて「言障をなくす」ことを目的に掲げたアルゴ(前作までの主人公たちの存在概念遺伝詞を受け継いでいると思しき存在)が言障によって消滅したのは「都市世界の意思」が働いたからであり、彼らに近しい場所に新時代の英雄が存在したのもまた必然だった、と。

アカラベス:「過去の問いに答えを出し、全てを取り戻し、貴方達の戦いを始めるのです」「これは、……過去からの厳命です」(下、139)都市シリーズの根底。
 
……自分用のメモなので何かと読み取りづらいところもあるでしょうが、その辺は気合いで頑張ってくださいね。
そういやBABELがDTに移転されるのに、GN・TXTが関わってないはずが無いよなあ。DTの貴族出身だとか言う話しだし、鋼博士んとこの主要スタッフなんだし。