新年一発目

昨年の新人評(★=1 ☆=0.5/5点満点)

銀盤カレイドスコープ」(海原零スーパーダッシュ文庫)★★★★☆
フィギュアスケートを題材に描かれた小説。幾つか注文点は残るものの文句は無い。「終わりのクロニクル」さえなければ俺内総合首位の座も狙えた1作。ちょうどフィギュアのシーズンですし、未読の方には読むことをお勧めいたします。
バッカーノ!」(成田良悟電撃文庫)★★★☆−
鈍行編、特急編の構成が良い感じ。こういう奇書を出せるのが電撃のいいところかと。
12月のベロニカ」(貴子潤一郎富士見ファンタジア文庫)★★☆−−
富士見らしい王道ファンタジーにミステリの風味が加わった、「こういうものを富士見は現在求めていたんだろうな」と言うような作品。王道に捻りを加えろ、と。
「ネザーワールド」(東佐紀スーパーダッシュ文庫)★★★−−
世界観は好き。キャラの魅力はもっと引き出せたんじゃないかなー、と。
「キーリ」(壁井ユカコ電撃文庫)★★☆−−
短編連作の1巻はわりと良かったんですが。ラジオの憑依霊とか、発想自体は好きです。
涼宮ハルヒの憂鬱」(谷川流角川スニーカー文庫)★☆−−−
なんで大賞受賞者がわざわざ他レーベルと同時刊行だったんでしょうか。発売時期ずらしてまでする事じゃないと思いますがねえ。まあ、長編第3作が勝負どころかな、と。
学校を出よう!」(谷川流電撃文庫)★★−−−
第一作だけならハルヒより下だったんですが。第二作の差で追い抜いたかな、と。
撲殺天使ドクロちゃん」(おかゆまさき電撃文庫)−−−−−
なんか、気付くといつも途中で読むのやめてるんですよ。
されど罪人は竜と踊る」(浅井ラボ角川スニーカー文庫)★−−−−
読みづらい。第一作しか買ってないです。ただ、今後の成長具合によっては名前買い出来る作家に化けるかもなあ。別シリーズ始まったらとりあえず押さえとこうといった感じで。
「ルナティック・ムーン」(藤原祐電撃文庫)★☆−−−
そこそこ面白いんですが。全体的に既視感を覚えないこともなし。先の展開も読めるしってかこれも第一作のみの評価ですね。2はそのうち買います。

点数辛目なのは、新人以外の作品とも比べながら付けてるせいです。
5点満点は現状「都市シリーズ」「EGコンバット」「猫の地球儀」「BLOOD LINK」くらいなものかと。