銀盤カレイドスコープ

銀盤カレイドスコープ Vol.3 ペア・プログラム So Shy too-too princess」購入。既に読了です。
というわけで感想をつらつらと。
良くも悪くも完結した作品の続刊ということで、読み始める前は期待8割不安2割だったんですが、読み始めたらすぐに期待10割に。
前巻ではピートと言う"絶対的な支援者"の存在があったわけなんですが、今回は『周囲の協力を得ながらも、自力で立ち上がるタズサ』が丁寧に描かれていたな、と。
完結した作品の蛇足の続刊ではなくて、きちんとした続刊になっていた。
ピートとの物語はあそこで終わりだとしても、主人公タズサの成長物語は2巻終了時ではまだまだ終わっていなかった事を認識させられてしまいました。
ただ、今回も脇を固めるキャラクターが弱かったな、と。
新キャラのシンディなんか、ほとんど掘り下げられてない感じで。物語の序盤と終盤で読者が彼女について知っているデータに変わりが無かった。
まあ、凄い面白かったんですけどね。続刊予定もあるとのことで、まだまだこの世界と、桜野タズサと付き合っていけるんだな、と。これからもまた楽しみな作品が、また一作増えました。