『さよなら妖精』読了。

sumika_092004-03-15

米澤穂信好きなら間違いなく買いです。
米澤穂信知らない人も、とりあえず買いです。
今年読んだ中では一番のオススメ作品です。
てわけで感想。
「青春小説ミステリ仕立て」という分類が個人的にはしっくりきました。まあ、氏の作品は全部そんな感じですが。
舞台は90年代初頭の日本の地方都市。その街で暮らす高校生たちと、ユーゴスラヴィア出身の少女との出会いから別れ、そしてその後までを描いた作品です。
一言で言えばボーイ・ミーツ・ガール物。最後の一文が余韻としてよく残る。
 
…しかし、「ユーゴ」とか「妖精」とかって言ったらどうしてもドラガン・ストイコビッチ氏を思い出してしまう。