カオスレギオン読了

カオスレギオン01 聖双去来篇』(冲方丁結賀さとる*1
ウブカタ節炸裂。一冊の文庫で中編の後に長編が載ってます。不思議。
巻を重ねるごとに面白くなって行くなあ、というわけで
カオスレギオン02 魔天行進篇』(冲方丁結賀さとる*2
新登場キャラクターがざっと2万人。後書きも素晴らしい出来です。
で、本編は、マルドゥックの構成力をここにも見たな、といったところ。登場人物は多い(エキストラ約2万人)けれども、きっちり物語りの本筋の中でそれぞれを描ききれています。もうホント、ハラショーです。
思わずamazonで『ばいばい、アース』に手を伸ばしかけてやめるくらいに素晴らしかったです。(赤貧学生は図書館で探します)
とりあえず、マルドゥック楽しんで読めた人は、この巻を読むためにもカオスレギオンシリーズに手を出すのも全然アリだと思います。
このライトノベルがすごい!」でも、マルドゥックは勝手に票集めそうだったし、こっちに投票出来てればよかったなあ。「貴方の知らない名作」って意味なら、知名度の分こっちの方が上位に来る。惜しいことをした。