天槍の下のバシレイス1(伊都工平・瑚澄遊智/電撃文庫)*5

キャラ造型はいいのにこの微妙な生かしきれなさ。伊都先生らしいといえばそれまでだけど、やはりどうにかしてほしいところ。
内容はガンパレとかディバイデッド・フロントとかそのへん。それを伊都工平が描けばこうなるよ、みたいな。そこらへんの作品と『61分隊』が好きならば買いです。
日常を描いた『そんな佐里の日常』及び序章と一章の間を埋める『不帰の客人のあいさつ』の存在は非常に良いんじゃなかろうかと。
hpで本編読み終わったときに感じた描ききれてない部分にスポットが当たって補完されてる感じ。下巻では敦樹と佐里の出会いでも描いてくれればなお良好。「アイティオン」とかその辺の由来には踏み込まないほうが良さそうな気も。「何かそういうモンがある」程度で十分だと思うです。