マスメディア

マンガ・アニメ・ゲーム・インターネット(及びそれらと親和性の高い人々=オタク)を悪と見なすステロタイプな考えは何故廃れないのだろうか。
僕らの世代でこの辺りと接さずに来た人のほうがマイノリティだろうと言うのに。
世代格差なら、「若いもんの考えることは解らん」で止めて置けばいいのに、その先を求めるのかな? こっちはオジサンたちのことを理解しようなんて、そんなに思ってないのにね。
引き篭もりもニート酒鬼薔薇も小学校で先生刺しちゃう奴も感覚的に理解できるんですよ。理性では解らんけれど。
そもそも、アニメが悪影響を及ぼすというのならTV局も制作・放映を止めればいいのに。タバコより害の無いとされる大麻がダメな理由だって「他のドラッグへの入り口となるから」なんでしょう。じゃあ、プリキュア(現在の子供/ヲタ向けアニメの代名詞、他意はない)がその入り口になってるから止めればいいじゃないと言うのは至極自然な流れに見えるのですが。
よく言われる空想と現実の区別なんてものはオタクであるほどついている、というか、ついていなければオタクとは呼べないわけで。己が活動に対して常に斜めから構えて見ていられる人間がオタクになってしまうはずなんだ、と。
自分が本当に好きなものほど否定してみたくなる。面白い作品に出会った時に「口惜しい!」と口走ってみたり、一般的に見ても「綺麗・可愛い」の範疇に入るコスプレイヤーほど批判の矢面に立たされたり。
性的対象にしたって、現実と虚構の区別がついてるからこそ虚構をそういう対象として捉えていられるわけで。虚構にしか興味の無い人間なんて見たことねーよ。現実があればこそでしょう?
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、自分の周囲には似たような趣味の人がそこそこ集まってるわけですが、マスコミでよく見かけるプロトタイプのオタクって何処に生息してるんでしょうね。秋葉原