ヤクルト……

ぼくはヤクルトスワローズが好きだったわけですが、古田と高津と石井一久と藤井と、浦学時代から応援していた坂元がいなくなって、自分にとって"特別"な選手がほんとうにいなくなっちゃったような、そんな気分です。
それにまさか4番と勝ち頭の2大助っ人を同時に巨人に奪われるなんて思ってもいなかったけれども。いやはやなんだかねえ。
巨人て助っ人外国人が成長するって意識が無いんじゃないか(≒選手を大事にしてくれない?!)って思うんだけれどどうよ? ラミレスなんて外角低めに外へ逃げてく球放っておけば三振する打者だったのが、そのコースを含めて選球眼が信じられないくらい良くなって今に至るわけだけれども、そうふうになるまで我慢して使い続けるって選択肢を巨人が取ったのを見た覚えが無えわけで。
つうかハウエルとかペタジーニって言う失敗例があるのにラミちゃんもよく巨人へ移籍する気になったなあ。家変わらないったって大違いらしいぜ?
大事に育てていた日本人四番候補は大リーグへ行ったり大リーグへ行くはずが北海道にいたりでなんだかなあだし。飯田真中青木と一番打者だけはずっといい感じなんですけどねえ。あとは宮本がどこまで出来るかだけど、五輪にリソース使っちゃいそうだしなあ。
光はどこだ。
 
小学生の時、夏休みの家族旅行の途中でナゴヤドームの外野席で観た試合。誰が先発だったかは忘れてしまったけれども、高津が締めくくって勝った事は憶えてる。あのとき、いっつも被ってて日に焼けたYS帽子に使い古しの応援メガホンを持った僕に優しい笑顔で接してくれたおじいさんがあの岡田正泰さんだと、あとになって父に聞いてびっくりしたんだけど、それで岡田団長には本当に申し訳ない気持ちになるんだけれども、今のぼくはヤクルトスワローズが好きだった、と過去形でしか言えなくなってしまっている。
こんな日が来るなんて思ってもみなかった。ああ……。